バーの開業☆行政処分

バーには禁止行為があり、これに違反すると罰則が科せられることは、バーの開業☆禁止行為のページで紹介しました。

このほかにも守らなければならないことがあり、これに反する場合は行政処分を受ける可能性があります。

 

バー開業の際に注意すべき行政処分

バーを開業する場合、風俗営業の許可か深夜における酒類提供飲食店営業の届出をしますが、どちらにしても行政処分は2種類の処分があります。

・指示

風営法の条文を載せますが、長いので分割しました。

①公安委員会は、風俗営業・飲食店営業を営む者またはその代理人等が、当該営業に関し、法令又はこの法律に基づく条例の規定に違反した場合において、

②善良の風俗もしくは清浄な風俗環境を害し、または少年の健全な育成に障害を及ぼす恐れがあると認めるときは、

③当該営業を営む者に対し、善良の風俗もしくは清浄な風俗環境を害する行為又は少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため必要な指示をすることができます(風営法25条・34条第1項)

 

長いですが、重要なのは①と、③の指示という言葉ですね。

それぞれについて見ていきます。

「指示」の趣旨

営業者の自主的な努力を促す手段としてます。

指示の内容は、違反状態の解消のための措置、将来の違反の防止のための措置などを具体的に示したものです。

「代理人等」とは

風俗営業の場合、風俗営業者から風俗営業の業務の一部の委託を受けた者およびその者の代理人、使用人その他の従業者を含みます。

「営業に関し」とは

自己の管理または従事する営業を営むにあたってという意味です。

風俗営業の場合、風俗営業者本人だけでなく、その代理人等がその営業に関し違法行為を行った場合にも、指示されることがあります。

代理人等が自己の目的のためにその地位を濫用した場合であっても、風俗営業者の責任の下に適法に営まれることが予定されるべきであるとしているのです。

「違反し」

法律、命令、条例等に違反した行為が行われたことをいい、起訴や刑の言い渡しなどの判決等が既になされているかどうかは問いません。

・営業停止

こちらも長いので分割します。

①公安委員会は、風俗営業者(飲食店営業を営む者)もしくはその代理人等がその営業に関し法令もしくは法に基づく条例の規定に違反した場合において

著しく善良の風俗もしくは清浄な風俗環境を害しもしくは少年の健全な育成に障害を及ぼすおそれがあると認められるとき、

③または風俗営業者(飲食店営業者)が法に基づく処分もしくは許可(深夜における酒類提供飲食店営業の場合は許可はいらない)に付された条件に違反したときは、

④風俗営業者に対し、6月を超えない範囲内で期間を定めて営業の全部もしくは一部の停止を命ずることができます。(法第26条第1項・法第34条第2項)

「法令」意義

法令とは、広く法律および命令一般をさし、必ずしも売春防止法等の風俗関係法令に限定されません。

たとえば、ぼったくり店において料金の支払いをめぐるトラブルからスタッフが客に暴行して傷害罪を犯した場合、これに該当します。

営業停止の要件

営業停止は①②または③のときに命ずることができます。

このうち、①②の場合について詳しく見ていきます。

①の要件を満たすだけでは、営業停止を命ずることはできないとしています。

ですが、①の要件を満たしているとき、その違反行為が法または法に基づく条例に係る違反であれば、②が認められる確実性が高いです。

さらに、その違反行為が、風営法の目的を著しく害するおそれのある行為と言える場合、特段の事情のない限り、②の要件が充足されると考えたほうがいいです。

具体的には、名義貸しのような行為です。

風俗営業者は自己の名義を持って、他人に風俗営業を営ませてはなりません(風営法11条)

営業停止を守らなかった場合

2年以下の懲役または200万円以下の罰金(併科されることがあります。)が科せられます。

・まとめ

半年近くも営業停止を命じられたら、例え空けたとしてもそこから復帰するのは相当難しいでしょう。

営業停止期間も、物件の賃料は発生します。

それまでに培ってきたお客さん、またその信頼も失います。

スタッフはどうしましょう?

それに比べて、指示はまだ軽いなと思ってもいけません。

指示される段階で違反状態が発生しているのですから。

 

指示、営業停止を受けないように禁止行為や守らなければならないことをしっかり守り、健全な営業を継続していると、優遇される措置もあります。

少しでもお役に立てましたか?

このページから離れる前に、

ページ上と下のシェアボタンをクリックして頂けると嬉しいです!

関連ページ

メイドバー開業|メイドカフェとの違い

居酒屋開業ー必要な許可や届出とは?

居酒屋開業ー照明が暗いオシャレな居酒屋の許可

カフェバー開業ー許可や届出、資格について

お問い合わせ

お問い合わせは無料です。

ご自身の状況や周りの環境によって、どのような許可や届出が必要なのか、

何を準備すれば良いのか、等わからなくなることがあると思います。

 

そんな時に、お気軽にお手軽に、お問い合わせください。

 

お問い合わせは数種類用意しております。

お忙しい方が多いと思いますので、時間に左右されないお問い合わせ方法を

以下にあげましたので、ともだち感覚でお気軽にどうぞ!

①LINE-ラインによるお問い合わせ

LINE-ラインでのお問い合わせ始めました!

より、お手軽にお問い合わせが可能です。

お問い合わせ以外のメッセージはありません。

通知のオフ設定も簡単なので、追加してからの煩わしさはありません。

②メールでのお問い合わせ

メールでのお問い合わせは下記のフォームをご利用ください。

店舗の所在地(又は出店予定地) (必須)

お問い合わせの区分 (必須)
飲食店営業許可深夜酒類提供飲食店営業の届出インターネットカフェの届出その他

 

行政書士吉田達也事務所

電話:042-445-2285

6 コメント

  1. ピンバック : 接客従業者に対する拘束的行為の規制ー防止措置 | やさしい風営法

  2. ピンバック : 接客従業者に対する拘束的行為の規制 | やさしい風営法

  3. ピンバック : JKビジネス規制とバー・居酒屋ー特定衣類着用飲食店営業 – 居酒屋・バーを始める、その前に。 開業への旗印

  4. ピンバック : 居酒屋などの客引きに関する規制 – 居酒屋・バーを始める、その前に。 開業への旗印

  5. ピンバック : メイドバー開業|メイドカフェとの違い – 居酒屋・バーを始める、その前に。 開業への旗印

  6. ピンバック : バーの開業☆禁止行為 – 居酒屋・バーを始める、その前に。 開業への旗印

コメントは閉じられています。